テアニン効果でストレス撃退

今年のコロナ禍により仕事だったり学校だったりと、私たちの日常は以前と比べて大きく変化しました。さらに加えて、職場の人間関係や友達付き合いなど日々何らかのストレスを抱えながら生活している人が大半を占めることでしょう。お茶の成分のテアニンにはリラックス効果があり、ストレスを軽くする効果がありと注目されています。

テアニンについて

緑茶の成分の一つであるテアニンをご存じでしょうか?
テアニンとは、緑茶に含まれるうま味成分で、細胞・血液中などに遊離状態で存在している遊離アミノ酸の一種です。乾燥茶葉中に1%から2%程度含まれ、特に上級な緑茶に多く含まれています。

お茶の学名が「Thea sinensis」であることより、「テアニン(Theanine)」と命名されたと言われています。

テアニンはお茶の根で作られ葉に移動します。また、日光に当たるとテアニンは渋味成分のカテキンの原料となり減少します。被覆栽培などにより日光に当たる時間の短い玉露や抹茶などの高級茶はテアニンが多く含まれます。

古くから「良質茶の著名な産地は河川流域で、朝霧が深い山間である」と言われています。これはテアニンの分解が朝霧による自然の遮光と冷涼な気候により遅くなり、テアニン含量が高く維持されるためと考えられています。

テアニンの効果とは

テアニンには、興奮を鎮めて緊張を和らげる働きや心身をリラックスさせる効果など、様々な効果をもたらします。また、お茶には興奮作用や覚醒作用のあるカフェインが含まれているのにもかかわらず、お茶を飲むとホッとするという感覚になるのは、テアニンにカフェインの興奮作用を抑制する効果があるためです。

そのほかテアニンがもたらしてくれる効果についてご紹介いたします。

良質な睡眠効果

テアニンは、脳の興奮を抑えて神経を沈静化する働きがある為、睡眠の質を改善させる効果があります。テアニンを就寝前に摂取することで、夜中に起きる回数が減り、朝はすっきり起きられることが実験によって実証されています。

リラックス効果

リラックスしている際に出現する脳波のα波(アルファ波)は、テアニンを摂取すると活発になるとされています。また、テアニンの濃度が高ければ高いほど、脳波は強く現れ、リラックス効果はテアニンの含有量に比例すると考えられています。

集中力を高める効果

テアニンは脳内に入ることで、神経伝達物質のドーパミンやセロトニンの濃度を変化させ、記憶力や集中力を高める効果があります。

PMS(月経前症候群)の改善・更年期障害の改善

テアニンは、女性特有の悩みであるPMS(月経前症候群)や更年期障害の症状を和らげるという報告もあります。月経前にあらわれるイライラ、憂鬱、集中力の低下、疲労感を改善し、さらに、更年期障害によるほてり、動悸、イライラ、不安感などの症状も軽減します。

ストレス社会を生き抜くために

 お茶のうま味成分であるテアニンは、お茶を美味しくするだけでなく、心の興奮を鎮めて緊張を和らげ、心身をリラックスさせる働きを持っています。また、脳の興奮を抑えて神経を落ち着かせ、精神的なストレスを抑制する効果が確認されています。テアニンによる癒し効果は、科学的にも認められているのです。ストレスはそのまま放置してしまうと、様々な疾患へとつながる可能性もあります。

美味しくお茶を飲みつつ、テアニンを上手に摂取して、ストレス社会といわれる現代をスッキリ過ごしていきたいですね。

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