お茶のある生活
お茶といえば、日常茶飯事という言葉がある通り、昔からお茶のある生活が当たり前になっていました。今では、コンビニに行けば、煎茶、深蒸し茶、玄米茶やほうじ茶など様々な種類のお茶が並んでいます。
種類がたくさんあるお茶ですが時間や生活リズムで飲むと良いタイミングがあるのはご存知でしょうか?
生活の流れの中で、ぴったりのお茶を紹介します。
朝一番、目覚めてすぐには・・・

朝起きてもなんだか頭がぼーっとしてしまい、なかなか目覚めないという方も多いかと思います。
そのような朝におすすめするお茶は、「上級煎茶」です。
上級緑茶にはカフェインが多く含まれています。カフェインは頭脳の働きを活発にする効果があります。熱めの湯温で、うま味苦味も強めに淹れた煎茶で、気分すっきり1日をスタートさせましょう。
また、カフェインには二日酔いの症状回復にも効果があります。
【朝茶は福が増す】【朝茶に別れるな】など朝茶にまつわることわざもあるように、毎朝に飲むお茶はとても大切です。また、【一杯茶飲めば坊主にあう】ということわざがあるように、忙しい朝でも煎茶はできれば2杯いただくぐらい余裕をもった朝時間を過ごしたいですね。
仕事の合間や会議中、学校の授業中には・・・
仕事中や会議、授業で頭をすっきりさせたいとき、眠気を覚ませたいときは、カフェインが効果的です。そんな時は、「上級煎茶」「和紅茶」がおすすめです。カフェインは高温の湯に溶け出しやすいので、熱めの湯温で濃く淹れましょう。また、「玉露」や煎茶を玉露のちょうど中間の味わいを持つ「かぶせ茶」も、カフェインを多く含んでいるので眠気対策にはおすすめです。
空腹時には・・・
お腹が減った時には胃に刺激が少ない番茶、ほうじ茶がおすすめです。番茶はさっぱりとして苦味が少なくカフェインも少ないため幼児や病人に喜ばれるお茶です。
食後には・・・

食後には、熱めの湯温でやや濃く苦めに淹れた「煎茶」で口の中をさっぱりさせると良いでしょう。煎茶に含まれるカテキンには虫歯菌の増殖を抑えたり食中毒を予防する効果があります。また、脂っこい食事の後には、さっぱりとしたうま味の茎茶を熱めの湯温で淹れると口の中がさっぱりします。
お茶に含まれるテアニンは、リラックス作用もあるので喫茶店でのブレイクにも最高です。
スポーツ前に・・・

カフェインは、大脳における精神・知覚機能に大きな刺激を与えます。それにより、眠気や疲労感を取り除き、集中力を高める効果を発揮します。スポーツ前20分~30分前に、カフェインを豊富に含む「上級煎茶」「和紅茶」を高い湯温で淹れたものがおすすめです。ただし、カフェインには利尿作用もあるため、運動中にはこれらはおすすめしません。
就寝前には・・・
寝る前には覚醒効果のあるカフェインが少ないほうじ茶がおすすめです。ほうじ茶の香り成分であるピラジンにはリラックス効果が寝つきをよくさせてくれるでしょう。
最近は様々な飲み物が登場しつつありますが、日本茶は淹れ方しだいで効果や味が変化し、様々な楽しみ方を与えてくれます。状況や自分の体調に合わせいろいろお茶を楽しんでください。
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。